日本の南西部に位置する九州、その九州のほぼ中央に熊本県はあります。
豊かな自然と清らかな水に恵まれており、熊本県の森林面積は、460,000haで、県の面積の63%は森林が占めています。森林資源が豊富で、木材生産量は日本第5位です。
森林の半分以上は、手入れを必要とする人工林です。杉や桧を中心に、クヌギやマツなどが植林されており、50年以上にわたり手入れされた森林では、まっすぐで丈夫な木が育ちます。
その上質な木材の供給地として、熊本県は多くの国に輸出を行っております。
熊本県最大の港「八代港(Port YATSUSHIRO)」より、
を世界に輸出し、輸出量は日本第3位の実績です。
木材は、製材する時や、加工する時でも環境に大きな負担を与えることはありません。また、木を切った後に再び植林して育てることで繰り返し生産することができます。この他にも木材には優れた特徴が色々あります。
空気中の水分を調整
軽くて丈夫
音を和らげ響かせる
熱が伝わりにくい
優しい手触り
加工しやすい
吸収した二酸化炭素を木材として蓄える
繰り返し生産できる
加工時のエネルギー(炭素放出量)が少ない
深睡眠時間
単純作業(タイピング)
内装材として木材を現して用いた部屋では、視覚効果で「あたたかい」「自然な」印象を与えるだけでなく、血圧、心拍などの生理応答にも影響を及ぼすことが分かっています。また、木の香り成分が、ストレスを軽減するとも考えられています。
木が発する香り成分には「フィトンチッド」と呼ばれる成分が含まれていて、まるで森林浴をしているようなリラックス効果をもたらしてくれます。さらに平成16年に行った九州大学の調査で、スギ(小国杉)の香りや手触りが体内の免疫物質を活発化させることが明らかになりました。また、高い抗菌作用やカビ防止、ダニの抑制効果も期待できます。
木材は、空気中の湿度が高い時には水分を吸収し、湿度が低いときには水分を空気中に放出するという調湿作用があります。九州国立博物館の収蔵庫の内装材に使用されるなど湿度調整機能が高く、夏はカラリと、冬は適度に保湿をしてくれます。1年を通して快適な空間を与えてくれるため、体調管理だけでなく、エアコンの利用を抑えたエコな暮らしが期待できます。
熊本県産の木材製品の輸出促進に向けた地方自治体、業界団体、企業等を会員とする団体です。
現在、世界規模で叫ばれる森林のもつ地球環境保全機能の持続可能な発展のため、木材利用及び森林再構築の重要性に鑑み、熊本県で生産される木材製品の輸出体制を整え、需要拡大を図ることは大きな意義があります。
そのために輸出先国における住宅等の構造材・木材製品の品質基準や流通経路及び利用ニーズに関する調査・情報収集を行い、輸出先国の業界団体や企業との協力関係を築き、相互発展の関係を構築してまいります。
会社・団体名 | くまもと県産木材輸出促進協議会 |
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所在地 | 〒862-0954 熊本市中央区神水1丁目11番14号 |
電話番号 | 096-382-7919 |
事業内容 | 海外市場調査、商談交渉、テスト輸出等を行い、輸出先国が求めている製品規格や価格などの様々な課題を把握する。また、関係団体間で情報を共有化するとともに、課題の解決を図る。 |
主要製品 | 熊本県産材全般 |